今年の年末調整はここが変わる — 控除引き上げへの対応
毎年おなじみの年末調整ですが、控除の引き上げや様式の変更があると実務は一気に複雑になります。今年の変更点と、担当者が早めに準備しておきたいことを整理します。
この記事でわかること
- 年末調整の基本的な流れ
- 今年の主な変更点
- 従業員から集める書類のチェック
- 担当者が早めに準備すべきこと

01年末調整とは — 基本のおさらい
年末調整は、毎月の給与から源泉徴収してきた所得税の合計と、1年間の所得に対する本来の税額との差額を精算する手続きです。多くの場合、払いすぎた税金が還付されます。
各種控除(配偶者控除、扶養控除、保険料控除など)を反映して正しい税額を計算するため、従業員から申告書と証明書類を集める必要があります。
02今年の主な変更点
基礎控除や給与所得控除の引き上げが行われる場合、年末調整の計算に用いる控除額や税額表が変わります。改正内容が反映された最新の様式・計算方法を使うことが重要です。
注意ポイント
控除額の引き上げは、対象となる年分(いつの給与から適用か)を必ず確認しましょう。前年の様式や旧い控除額のまま計算すると、税額を誤って精算してしまいます。
新しい控除が創設された場合は、対象者の把握と、必要な申告書の追加回収も発生します。
03従業員から集める書類のチェック
毎年つまずきやすいのが、申告書の記載漏れと証明書類の不足です。次の点を確認しましょう。
- 扶養控除等(異動)申告書の記載内容と実態の一致
- 保険料控除証明書(生命保険・地震保険・iDeCoなど)の添付
- 住宅ローン控除2年目以降の残高証明書
- 前職がある場合の源泉徴収票
ポイント
証明書類は毎年10〜11月頃に各機関から届きます。「まだ届いていない」「なくした」という従業員も多いため、早めに案内し、提出期限を明確にしておくと回収がスムーズです。
04担当者が早めに準備すべきこと
- 給与計算ソフトを最新版に更新し、改正内容が反映されているか確認する
- 従業員へ申告書・証明書類の提出を早めに案内する
- 回収した書類の内容をチェックし、不備は個別に確認する
- 計算後、源泉徴収票の交付と法定調書の提出期限を確認する
年末は経理の繁忙期と重なります。スケジュールを前倒しで組み、余裕を持って進めることが、ミスを防ぐ一番の近道です。
まとめ
年末調整は1年間の所得税を精算する手続きで、各種控除の正確な反映が肝心です。
控除の引き上げや様式変更がある年は、最新の計算方法・適用年分を必ず確認しましょう。
書類回収は早めの案内がカギ。給与計算ソフトの更新とスケジュールの前倒しで、余裕を持って進めましょう。
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出典・参考資料
本記事は掲載時点の情報に基づいて作成しています。制度の内容は今後変更される場合があります。個別のご判断にあたっては、必ず専門家にご相談ください。


